民主党の小沢代表は31日、東京都内で開かれた全国郵便局長会の会合で、
衆院解散・総選挙の時期について「どんなに遅くても(2009年度)予
算が成立した3月に解散、4月に総選挙というのは間違いない既定の事実
だ」と述べた。早期解散の環境を整えるため、予算審議を引き延ばさない
可能性を示したとの見方も出ている。会合には小沢氏と菅代表代行、鳩山
幹事長、国民新党綿貫代表らが出席。小沢氏は、同会が求める郵政民営
化の見直しについて「政権を獲得すれば、抜本見直し法案の成立を期す」
と訴え、次期衆院選での協力を求めた。一方、盛岡市で開かれた党岩手県
連大会で国替えをせず、地元の岩手4区から出馬する考えを示唆した。

 

あれだけ騒がれていた小沢代表の国替えだが、結局は大した効果も無いま
まフェードアウトしそうだ。衆院本会議で行われた麻生首相の施政方針演
説に対する代表質問に立たず、鳩山幹事長に任せたことも批判の的となっ
ている。次期衆院選に勝つことが目的とは言え、最近の小沢代表の動きに
は疑念を抱かずにはいられない。政権交代が現実のものとなりつつある中
で、果たして小沢代表の思惑がどこにあるのか。代表の顔が見えない状況
民主党の議員はどう考えているのか、その辺がはっきりしない。その割
には小沢代表の支持率が上がるのだから、疑問ではなかろうか。もはや口
下手などと言っている場合ではないのだ。