サッカーの2010年ワールドカップ南アフリカ大会のアジア最終予選
組、日本―オーストラリアは11日、横浜市日産スタジアムで6万55
71人の観衆を集めて行われ、4大会連続でW杯出場を目指す日本は0―
0で引き分けた。全5チームのA組は3勝1分け、勝ち点10のオースト
ラリアが首位を守り、日本は2勝2分けの同8で2位は変わらなかった。
日本の次戦は3月28日のバーレーン戦。2006年W杯ドイツ大会の1
次リーグ初戦で1―3の逆転負けを喫した因縁の相手に対し、日本はMF
中村俊輔遠藤保仁を起用するなどベストの布陣で臨み、押し気味に試
合を進めた。だが守りを固めた相手を最後まで切り崩せず、雪辱は6月の
アウェー戦に持ち越された。

 

月並みな言い方ではあるが「絶対に負けられない戦い」であったホームで
の豪州戦。現在のところA組の2位をキープしているものの、4試合を残
している中でこの順位がどうなるかは誰にも分からない。豪州はシュート
を放った数が片手で足りるように、完全に守りに入り、引き分け狙いであ
ったのは明らかである。一方の我が国はボールの支配率は高かったが、高
い壁に阻まれ決定機を作れずに前後半を終えてしまった。いつまで経って
も決定力不足を批判される攻撃陣だが、決定力がどうのこうの以前であっ
たのではなかろうか。負けはしなかったが、あくまで結果は引き分けであ
る。次のホームでのバーレーン戦では勝ち抜かなければならない。