北朝鮮による長距離弾道ミサイルテポドン2号」の発射準備を受け、米
軍が弾道ミサイル監視機「RC135S」(コブラボール)を沖縄県の嘉
手納基地に展開させたことが14日、分かった。北朝鮮を非難しているヒ
ラリー・クリントン国務長官の16日の来日に合わせ、軍の運用面でも
発射に踏み切らないよう強く牽制する狙いがあるとみられる。自衛隊も電
偵察機による情報収集活動を強化する方針を固めた。

 

言わば揺さぶりのためのカードとなっている北朝鮮の長距離弾道ミサイル
だが、米国で民主党政権が誕生したことで、現在のところはその出方を伺
っている状況であろう。韓国が革新政権時代のように金づるとはならなく
なり、あくまで強硬姿勢を崩さず、我が国も拉致問題の解決を前提として
いるため、北朝鮮がカードを切れる相手は米国の他に無い。その国務長官
が極東を訪問すると言うのなら、それに合わせて派手に花火を打ち上げる
心積もりなのか、意図は不明ままミサイルの発射準備を進めている。だが
北朝鮮もそろそろ気が付きべきだろう、瀬戸際外交を続けていても、もは
や何ら得るものが無いと言うことを。