野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック
2次ラウンドは17日、当地のペトコパークで1組の2回戦を行い、連覇
を目指す日本は韓国に1−4で敗れた。韓国は前回大会に続いて準決勝進
出を決め、日本は18日午後8時から敗者復活2回戦でキューバと4強入
りをかけて対戦する。日本は岩隈、キューバは15日の日本戦でリリーフ
登板したマヤが先発する。日本は、先発のダルビッシュが制球に苦しんで
一回に3安打を浴び、味方の内野守備も乱れて3失点。八回には2死満塁
から岩田が押し出し四球を与え、1点を失った。打線は五回1死一、三塁
から、イチローの二ゴロの間に1点を挙げたが、1次ラウンド1位決定戦
で好投した奉重根に2併殺を喫するなど韓国投手陣を攻め切れなかった。

 

東京ラウンドの一位通過を争った韓国と三度対戦することとなった我が国
だが、ダルビッシュ投手が立ち上がりを攻められ、重い3点を背負うこと
となり、1点を返すのが精一杯の展開のまま敗退を喫した。ダブルイリミ
ネーションルールにも助けられ、我が国は再びキューバと敗者復活戦に臨
むことになるわけだが、ここで負ければ次は無い。一回戦では圧倒したと
は言えキューバも実力は相当に高いと見なければなるまい。ここまでの我
が国の試合を見ていると、波に乗れば強いが乗れないとそのままズルズル
と負けてしまう試合が多いのではないか。国際試合と言う特殊な雰囲気が
そうさせるのかもしれないが、キューバを倒してベスト4に進む以外にも
はや道は無いのである。