野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック
18日、2次ラウンド1組敗者復活2回戦で日本がキューバを5─0で破
り、準決勝へ進んだ。日本は4回2死2、3塁で、小笠原のセンターフラ
イがキューバ選手のエラーを誘い、2点を先制。5回と7回にも追加点を
挙げると、9回には三塁打で出塁したイチローを、青木がこの日2本目の
イムリーで返した。先発の岩隈はランナーを背負いながらも要所を締め、
強打のキューバ打線を6回5安打無失点に抑えた。7回以降は後を継いだ
杉内が完璧に抑えた。

 

韓国に敗れて敗者復活戦に回った際には、このまま敗退してしまうではな
いかと気が気ではなかったが、岩隈投手が抜群のコントロールを発揮して
キューバ打線を抑え込んだ。やはり投手が奮起すると打線もそれに応えて
真価を発揮するものである。今回勝利をつかんだところで再び韓国と対戦
することとなるわけだが、これまでは先制点を取られて打線が完全に沈黙
するパターンが続いており、立ち上がりが何よりも大事だ。韓国に負けて
も、ベスト4に進めるとは言え、負け越したままでは気分が悪いではない
か。コールド勝ちをした時のような、投打がかみ合ったプレーが見たいも
のだ。侍たちの奮起に期待したい。