米大リーグ、シアトル・マリナーズイチロー外野手は16日、当地のセ
ーフコ・フィールドで行われたエンゼルス戦の四回の第2打席で右前打を
放ち、日米通算安打を3086本(日本1278本、大リーグ1808本)
として、張本勲氏が持つ3085本の日本選手最多安打記録を塗り替えた。
日米通算3083安打で今季を迎えたイチローは、開幕前に出血性の胃か
いようのため大リーグ9年目で初の故障者リスト入り。15日の復帰戦で
満塁本塁打を含む2安打を放ち、張本氏の記録に並んでいた。大リーグの
最多安打記録はピート・ローズの4256本。

 

WBCの重圧もあってか、胃潰瘍のため今シーズンのスタートは若干出遅
れたものの、昨日の試合では張本勲氏が持つ3085本に並ぶ満塁打を放
ち、スーパースターとしての輝きを見せてくれた。そして、今日の試合で
は第2打席で安打を放ち、日本選手最多安打記録を塗り替えた。張本氏が
1981年に引退して以来、我が国では破られていなかった記録であった
が、28年ぶりの記録更新を果たしたのは、誰もが記録達成に納得し、記
録達成をすると思っていたであろうイチロー選手によるものであった。大
リーグに移籍後は毎年200本以上の安打を達成しており、打席に立ち続
けられる限りピート・ローズ選手が持つ大リーグの最多安打記録に挑戦す
るのではないか。大いに期待したいところだ。