民主党鳩山代表は26日、北海道苫小牧市で記者会見し、自らの資金管
理団体の政治資金収支報告書に亡くなった人らの名前が記載されていた問
題について、「ほぼ全容が見えてきた。経理担当者が独断で行ってきたこ
とが明らかになった」と説明した。記載内容については「亡くなられた方、
実際に献金されていない人がリストに上がっていた。名前を使われた方々
に大変ご迷惑をおかけし、申し訳ない思いだ」と謝罪。「(調査結果は)
来週中にも国民に報告したい」と語った。

 

鳩山代表資金管理団体政治資金収支報告書に何故か亡くなった人や献
金をしていない人の名前が記載されていた問題で、お約束と言うべきなの
か、経理担当者が独断でやった、その線で終わらせようとしているようだ。
調査結果が出るのは来週とのことだが、7月1日に行われるはずであった
党首討論を拒否したのは、この問題を突っ込まれないようにしたためでは
ないか。鳩山代表は「資金管理団体、政党支部の代表者は政治家本人。領
収書の多重使用などは事務的なミスではない」とこれまでに語っており、
では自身の資金管理団体も同様に考えれば、担当者がやったことで済ませ
て良い話ではなかろう。どのような調査結果が出るか、大いに注目したい
ところである。