本日は成人の日。総務省の発表によれば、現在20歳の新成人(1989
年生まれ)は前年比6万人減の127万人(男性65万人、女性62万人)
で、過去最少をとのことだ。統計を始めた1968年から初めて130万
人を下回り、総人口に占める割合も1%と過去最低となっており、少子化
が進んでいることが分かる。

 

そんな新成人が担っていく我が国の現状はお世辞にも良いものとは言えず、
バブル経済の崩壊以降は常に閉塞感にさいなまれている。新成人より上の世
代はロストジェネレーションとして括られるように、厳しい就職氷河期を経
験し、非正規社員にならざるを得なかった人も多かったであろう。そんな苦
労を見てきた新成人にとって、社会とは明るいものには映らないかもしれな
い。閉塞感を打ち破るには、何が必要なのか。少なくとも成人式で騒ぎを起
こすことで解決する問題では無いのは確かである。