自民党を離党した田村耕太郎参院議員は8日午後、民主党小沢一郎幹事
長と同党本部で会談し、小沢氏からの入党要請を受諾すると伝えた。この
結果、民主党国民新党などと組む参院の会派勢力は121議席となり、
社民党の協力がなくても事実上の過半数を確保することが決まった。連立
政権の運営に影響しそうだ。田村氏はこの後、都内で記者会見し、正式に
表明する。小沢氏は5日に田村氏に入党を要請。田村氏は前向きに検討す
る考えを示していた。8日の会談で、小沢氏は「民主党の成長戦略、経済
財政戦略を強化するため、良い意味で民主党を変えるために頑張ってほし
い」と改めて協力を求めた。 

 

田村氏は自民党が野党転落後、現職議員としては初の離党者で、改選を迎
えるため、どの党に移籍するかが注目を集めていた。結局、民主党に入党
したことで、勢いのある方に寝返ったように感じてしまう。田中氏はツイ
ッターで『衆議院をあと3年以上握る連中の政策をどうやって変えること
ができるのか?私は中でぼこぼこにされてもいいたいことやってやりたい
ことやってみる。政治生命いつ終ってもいい!生業と思っていないから』
と書き込んでいるが、政治生命にまで言及するのは、さすがに言い過ぎで
はなかろうか。小沢幹事長が「民主党の成長戦略、経済財政戦略を強化す
るため、良い意味で民主党を変えるために頑張ってほしい」と口説いてい
るように、当選が危うい自民党参院議員を引き込む、その第一陣なのが
田中氏と言うことに過ぎないのだ。