バンクーバー冬季五輪第14日、フィギュアスケート女子のフリーを行い、
ショートプログラム2位の浅田真央は131・72点で、合計で自己最高
の205・50点とし銀メダルを獲得した。SPトップで臨んだ金妍兒
フリーも150・06点の高得点で合計で世界歴代最高の228・56点
とし金メダルを獲得した。SP3位のロシェットがフリー131・28点、
合計202・64点で銅メダル。安藤美姫は124・10点で合計188
・86位で5位。鈴木明子は、フリーで自己ベストの120・42点を出
し合計181・44点で8位。両親が日本人の16歳、長洲未来はフリー
126・39点の高得点で合計190・15点とし、4位に食い込んだ。

 

前回のトリノ冬季五輪では、我が国唯一のメダルをもたらしたのが、フィ
ギュアスケート女子の荒川静香選手であった。年齢制限のため、トリノ
は出場出来なかった浅田真央選手だったが、バンクーバーでの大舞台に立
ち、銀メダルを獲得するに至った。今回、金メダルを獲得したキム・ヨナ
選手はノーミスの演技で、トップを譲らないまま歴代最高得点を叩き出し
た。同じ19歳同士と言うことで、何かと比較されてきた二人だが、良き
ライバルとして、世界を舞台に戦っていって欲しいものだ。浅田選手は「
自分のできることは、すべてできたので。悔しいけれど」「アクセルを2
回跳べたのは良かったと思いますが、ほかの部分でミスがあったので、全
然納得はできていない」と試合後に語ったものの、悔しさをバネに出来る
かは、本人次第である。4年後のソチ冬季五輪で、銀を金に変える滑りが
出来るか。大いに期待したい。