25日明け方より放送されたサッカーW杯・南アフリカ大会1次リーグE組
「日本×デンマーク」の平均視聴率がビデオリサーチの調べで30.5%、
瞬間最高視聴率は後半30分前の午前4時58分に41.3%を記録したこ
とが同日、わかった。早朝にもかかわらず驚異の数字を叩き出し、国民の関
心の高さをうかがわせた。予選リーグ突破を懸けた大一番に臨んだ日本代表。
前半17分に本田圭佑選手が、同30分に遠藤保仁選手がそれぞれフリーキ
ックを決め、2対0で折り返した。後半、デンマークに1失点を許すも、同
42分に岡崎選手が勝利を決定づけるゴール。3対1で快勝し期待に応えた。

 

引き分けでも1次リーグを突破できる状況にあった日本代表だが、前半の時
点で2点を奪い、一気に勝負を付けてしまった。ワールドカップ前の不調が
嘘のように、少ないチャンスを確実にものにするプレーで、強豪とされるデ
ンマークを3−1で下し、1次リーグ突破を成し遂げた。2002年の日韓
共催のワールドカップを除けば、言わばアウェーゲームで1次リーグを突破
したのは初めてのことであり、間違い無く我が国のサッカー界に歴史を残す
大会となったことだろう。むろん、これで終わったわけでは無い。次は南米
の強豪パラグアイとベスト8をかけて戦う。容易ならざる相手だろうが、こ
こまできた以上、結果を期待せずにはいられない。