[社会]

都内最高齢とされる女性の所在が不明となっている問題を受け、長妻昭厚生
労働相は3日、「高齢の方々がどこにいらっしゃってどういう状況なのか、
把握するのは重要な課題だ」と述べ、一定年齢以上の高齢者について実態調
査に乗り出す考えを明らかにした。ただし、100歳以上の高齢者は全国に
4万人以上おり、長妻厚労相は「100歳以上の方だと数がかなり多いが、
一定の年齢かそれ以上で区切ると一定の数になる」と対象を絞り込んで調査
する意向を示した。調査方法については明言せず「省内でよく議論をして必
要な対策を今後打ち出したい」とした。

 

全国に4万人以上いる100歳以上の高齢者がいるようだが、そのうち何人
の所在が分からない状態なのだろうか。そもそも戸籍上は4万人以上であっ
ても、実態と合わない数字である可能性の方が高い。だが、実は亡くなって
いるのではないかと自治体側で問い合わせるわけもいかず、かと言って放置
していて良い問題では無いのだ。今回、都内最高齢の女性と住民票上の同居
人である長女は「弟と暮らしていると思うが、連絡先は分からない」と理解
に苦しむような発言をしており、早急な対策が必要だろう。今回のケースは
違ったようだが、年金の不正受給が目的と言うことも考えられ、正すべきと
ころは早急に正すのが行政の役目である。