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民主党の岡田克也幹事長は６日、都内のホテルで講演し、検察審査会の議決
で強制起訴が決まった小沢一郎元代表の進退を問う声が出ていることについ
て「小沢氏は党の代表もされた大変経歴のある立派な政治家。そういう政治
家に対する仮定の議論には答えない。党の中でよく相談しながら対応してい
く」と述べた。民主党の羽田雄一郎参院国対委員長は６日の記者会見で、検
察審査会の議決を受けて強制起訴される小沢一郎元代表への対応について「
検察の調べで２回、不起訴が出ている案件で、無罪になる公算が大きい。強
制起訴されたから離党すべきだということではない。わたし自身は必要ない
と思っている」と語った。

小沢氏が強制起訴されるに至り、民主党内では脱小沢路線が推進されると思
いきや、代表選のしこりが残っているのだろう。小沢派を刺激しないように
慎重な言い回しが目立つ。反小沢派の急先鋒である牧野国対委員長代理が小
沢氏の強制起訴が決まった際に「当然離党すべき。小沢氏が判断しないなら、
党として除名処分、離党勧告などの判断が必要だ」と批判したところ、党内
から反発の声が上がり、国対委員長代理を辞任する羽目になった。むろん、
挙党一致と言う掛け声を重視するのなら、何があろうとも一枚岩である姿勢
を崩してはならないだろう。だが、実際のところは脱小沢路線によって支持
を得た菅政権である。遅かれ早かれ小沢氏の進退は民主党を揺るがす問題と
なっていくのではなかろうか。