菅直人首相は12日夜、都内で開かれた自身の後援会会合に出席した。出席
者によると、首相はあいさつで「(首相就任から)半年たった。これまでは
『仮免許』だったが、これからが本番で、自分の色を出していきたい」と決
意を語った。自らの政権運営を自動車運転の「仮免」に例えたような発言は
今後、与野党の批判を招く可能性がある。一方、首相は今年の漢字として「
行」を選んだことを挙げ、「修行の行、有言実行の行だ。これからも行とい
う字を大事にしていく」と強調した。会合には民主党小川敏夫法務副大臣
大河原雅子参院議員、都議や市議ら約500人が出席した。 

 

仮免許のつもりで政治をされては困るのは、我々日本人である。菅首相はい
ったい何を考えているのだろうか。これまでの対応を見る限り、例えるなら
免許そのものを持っていないかのようなお粗末な内容であった。予算編成が
大詰めを迎える中で「俺に決断させるなと言ってるだろ!」と官僚を怒鳴り
つける姿が目撃されているように、菅首相指導力を期待するのは無理かも
しれない。だが、それで良いわけでもなく、指導力の無いリーダーなど誰も
求めていない。このようなリーダーに我が国の舵取りを任せるわけにはいか
ないだろう。自信がなさそうにメモを見ながら話す姿など見たくないのだ。