22日、アジアカップ準々決勝のイラン対韓国が行われた。準決勝進出の懸
かった試合だけに、前半は慎重な立ち上がりとなった。徐々に韓国が押し込
むシーンも見られたが、決定的な差にはならないまま前半を終える。後半に
入ると、フィジカルコンタクトの機会が増え、イランも勢いを取り戻す。し
かし、お互いに決め手を欠き、勝負の行方は延長戦へ。そして延長前半終了
間際、右サイドから中央に切れ込んだユン・ビッカラムが左足でミドルシュ
ートを叩き込み、韓国がリードを奪う。結局、このまま逃げ切った韓国がイ
ランを1−0で下し、準決勝進出を決めた。この結果、韓国は、カタール
下した日本と対戦することに。決勝進出を懸けての日韓戦が実現する。

 

アジアカップにおいて日韓戦が実現した。昨年の国際親善試合では引き分け
に終わったわけだが、決勝進出をかけた公式戦となると盛り上がるのは必至
であろう。日本代表は苦しみながらも予選を突破し、先のカタール戦では完
全アウェーの空気の中で逆転勝利を果たした。負けムードをひっくり返した
のは大きく、選手たちにとっても自信となったことだろう。そして迎える韓
国戦だが、果たして如何なる結果となるか。これまでの試合を見ている限り、
日本代表は点の取られ方に問題があったように見受けられる。相手が韓国と
もなれば先制をされれば、追い付くのは至難の業である。攻勢を凌ぎきった
後にこそチャンスが訪れるだろう。