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東日本巨大地震や東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、東北や首都圏への修学
旅行を予定していた西日本の学校が、行き先の変更や延期を余儀なくされている。大手
旅行会社によると、関西地方の中学校は４〜６月が修学旅行のピークで、半数程度は関
東方面が占める。今年は定番の東京ディズニーリゾートや国会議事堂に加え、建設中の
東京スカイツリー見学が人気を集めていた。しかし、ディズニーリゾートは地震発生以
来、休園。計画停電や余震への懸念も広がり、担当者は「関東方面を計画していた学校
の８割から、旅行先を変えてほしいと連絡がある」と話す。

震災の影響は西日本にまで及んでいるようだ。修学旅行シーズンを控え、旅行先を変更
せざるを得ない状況に追い込まれている。生徒のことを考えるならやむを得ないことだ
ろうが、放射能汚染への風評被害など、我が国を訪れる外国人も大幅に減るのではない
か。観光業への打撃は計り知れず、回復までには相当な時間がかかるだろう。休園中の
ディズニーランドのように、修学旅行だけでなく、多くの来園者で賑わっていた施設は
休園が長引けば長引くほど、苦しい状態が続くのではないか。計画停電の影響もあって
膨大な電力を消費するレジャー施設は、理解を得られるわけもなく、再開への道筋は遠
いようだ。「日常」が戻るのはいつの日であろうか。