東京ディズニーランドの夜間営業が23日にも再開されることが18日、分かった。T
DLを運営するオリエンタルランドは、東日本大震災後に営業を休止し、東京電力の計
画停電で施設の運営に支障を来す恐れがあったため休止を継続した。電力需給状況の改
善を受けて15日には営業を再開したものの、閉園時間を午後6時とし、首都圏を中心
とした電力不足に配慮した自粛を続けてきた。午後10時までの夜間営業の再開に伴い、
ふんだんな電飾で人気のエレクトリカルパレードも復活する。パレード車は供給に余裕
のある深夜電力を蓄電して賄っており、この点を周知して社会的な理解も得たい考えだ。 

 

大量の電力を消費するエレクトリカルパレードとて、深夜電力を蓄電して賄っているの
なら、理解を得やすいだろう。しかし、ディズニーランド・ディズニーシーを合わせて、
1日当たりに使う消費電力は、約57万キロワット時とのことだが、電力の需給が安定
している今は良いとしても、果たして夏場は通常通りに営業出来るのだろうか。より一
層の節電が求められる中、この手の遊園地が通常通り営業していては、釈然としない部
分もある。それとて感情レベルの話かもしれないが、何らかの配慮は必要なのではない
か。夢や希望を与えるなどと声高に叫んでも、ディズニーランドから被災地には届かな
い。被災地の子供を無料で招待するなど、是非検討して欲しいものだ。