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2日午後に衆院本会議で行われた菅内閣不信任決議案の採決で、欠席・棄権などをした
民主党議員は、小沢一郎元代表ら計15人だったことが分かった。小沢氏以外の民主党
の欠席・棄権などをした議員は以下の通り。石原洋三郎、内山晃、太田和美、岡島一正、
笠原多見子、金子健一、川島智太郎、木内孝胤、黒田雄、古賀敬章、瑞慶覧長敏、田中
真紀子、三宅雪子、三輪信昭。一方、共産党は9人が棄権し、社民党は6人が欠席した。
菅首相が震災対応に一定のメドがついた段階で、自発的に退陣する考えを表明したわけ
だが、それを受けて内閣不信任決議案に賛成する方針を固めていた小沢グループや鳩山
氏は機先を制された格好となった。その中でも横粂勝仁氏と松木謙公氏が内閣不信任決
議案に賛成している。ここで問題となるのが「メド」と言う言葉であろう。それがいつ
なのか、全くもって見えてこないのだ。そうなると延命を図るための「方便」であった
とすれば、今回の民主党内のドタバタは単なる「茶番」に終わるだろう。反対はともか
く、欠席や棄権をした議員まで見せしめで厳しい処分をすることまでやりかねない。