枝野官房長官は16日午前の記者会見で、高橋千秋外務副大臣東日本大震災発生直後
の3月13日に飲酒して公務員にセクハラ行為をしたとする週刊誌報道を受け、松本外
相が高橋氏を厳重注意したことを明らかにした。枝野氏は「オフの時間帯とはいえ公務
の前に飲酒したことは本人も猛省している。外相からも厳重注意を与えたと報告を受け
ている」と述べた。セクハラがあったかどうかなど、具体的な事実関係や経緯は外相が
調査中だとした。

 

このような不祥事が今頃発覚するのもおかしな話だが、正に政権末期の様相を呈してい
る。高橋氏は「公務前に飲酒したのは事実で、猛省している。だが、セクハラはしてい
ない」とコメントしているが、一部の報道ではセクハラの様子が具体的に書かれている。
これが事実なら厳重注意で済ませて良い話ではないだろう。震災の直後と言うのに、政
府の人間がこの有り様では、菅政権の対応が後手後手になる理由も分かると言うものだ。
それにしても、このタイミングでの不祥事には、何かキナ臭いものを感じるのも、また
事実である。