民主党は22日午後の役員会で、菅直人首相の後継を選ぶ代表選を「27日告示、29
日投開票」で実施する方針を確認、日程は事実上確定した。衆参両院での首相指名選挙
は30日を想定しているが、岡田克也幹事長は記者会見で「新代表の判断だ」と述べた。
代表選日程は、22日に参院本会議で審議入りした特例公債法案と、再生エネルギー特
別措置法案が26日までに成立し、首相退陣の条件が整うことが前提。同日午後の党両
院議員総会で、首相は代表辞任を表明。総会では代表選日程も承認され、選挙戦がスタ
ートする。 

 

代表選の日程が固まり、後は誰が出馬するかに絞られたわけだが、わずかな期間しか無
い選挙戦で候補者の何が分かると言うのだろうか。政策論議などあったものではなく、
結局は小鳩連合のような大グループの意向次第となりかねないだろう。菅首相がもっと
早く辞任していれば、このようなドタバタ劇を演じなくても済んだはずだ。今のところ
前原氏が出馬する、しないで判断を決めかねているようだが、出馬が決まれば最有力の
候補になるのは間違いないだろう。小鳩連合は独自候補を持たず、中間派も「色」が付
くのを嫌い、積極的な支援要請はしていないようだ。むろん、小沢氏が自身のグループ
を草刈り場にされることを良しとはしないだろう。最終的には「神輿」とすべき候補を
担ぐことになる。果たして来週の今頃には誰が新代表となっていることだろうか。