自民党石原伸晃幹事長は13日午前の記者会見で、一川保夫防衛相が就任直後に「安全
保障に関しては素人」と語ったことが、ロシア軍機が日本周辺空域を周回するなど、ロシ
アが日本に対する挑発行為を繰り返していることにつながったとの見方を示した。石原氏
は会見で「平野博文民主党国対委員長が『不完全な内閣』というように(民主党には適材
適所の)人がいない。防衛の専門家が『安全保障は素人だ』というから、ロシアのツポレ
フが日本を1周した」と批判した。

 

ロシア軍の挑発行為は決して看過して良いものではないだろう。内閣が変わったと言うこ
ともあるのだろうが、ロシア側は敢えて挑発行為を取ることで野田政権を試しているのだ。
特に一川防衛相が「安全保障に関しては素人」などと自ら放言したことで、これ幸いとロ
シア軍は行動したのではないか。むろん、我が国を攻撃する意図は無いにせよ、挑発行為
を放置しておけば、さらなる挑発行為を招くだけである。中国も空母を建造して海軍力を
増強しようとしており、ますます目が離せなくなってきた。尖閣諸島の海域で何が起きて
もおかしくない状況に、素人が防衛相をやっている我が国。どうかしている。