一川保夫防衛相は2日、防衛省でインドのアントニー防相と会談し、防衛当局間
の協力と交流を促進することで一致した。両氏は、東・南シナ海で活動を活発化す
る中国や、アフリカ・ソマリア沖の海賊活動などを念頭に、シーレーンの安全確保
の重要性を確認。2012年に海上自衛隊とインド海軍の合同訓練を実施すること
で合意した。

 

中国はパキスタンスリランカバングラデシュミャンマーなどインド洋沿岸国
の港湾建設を積極支援しており、これを「真珠の首飾り」戦略呼んでいるようだ。
インドの封じ込め戦略なのは間違い無く、シーレーンの安全確保は重要な課題であ
ろう。むろん、インド洋は我が国にとっても、中東からの資源を運んでくる上で、
非常に重要な海域である。ここが安全であることが我が国の国益に適うのであり、
中国を牽制することになる。インドは世界最大の民主主義国家として、我が国とも
意識を共有出来る国であろう。空母建造に乗り出し、外洋に出てこようとする中国
を黙って見過ごす必要は無い。やれるべきことをやるのみだ。