鈴木宗男衆院議員は6日、札幌市で「新党大地・真民主」の設立記者会見を行った。
代表に就いた鈴木氏は「与党の側で政治活動していく」としながらも、野田佳彦首相
が目指す消費増税や環太平洋連携協定交渉参加には反対する考えを強調した。代表代
行兼幹事長には民主党を除籍された松木謙公元農林水産政務官が就任した。新党は鈴
木、松木両氏のほか、石川知裕、浅野貴博両衆院議員、平山誠横峯良郎参院議員
の参加により、国会議員5人で発足した。

 

与党の側で政治活動をしていくと鈴木代表は言ったものの、自分自身は公民権停止の
立場である。実質的には名義貸しに近い状態なのではないか。面子を見る限り、第二
民主党との見方も出来るが、何をしたいのかが見えてこない。それだけに、次期衆院
選の台風の目には成り得ないだろう。消費税率の引き上げ反対、TPP参加反対だけ
では何も響いてはこないのだ。野田政権を牽制するには、いささか力不足は否めない。
これでは単なる選挙のための互助会であろう。