■

東京都の石原慎太郎知事は２７日の記者会見で、国民新党の亀井静香代表、たちあが
れ日本の平沼赳夫代表との新党結成構想について「いくらでも協力する」と述べた。
また、新党の党首と知事職との兼任について「それはだめだろう」と述べ、党首に就
任する場合は知事を辞職する可能性を示唆した。知事は「国が大事か都が大事かとい
う選択はあるだろう。私は東京も大事だけど東京より国家が大事だ」と述べ、国政復
帰へ意欲を示した。　

国民新党、たちあがれ日本ともに小政党で、民主党、自民党と言った大政党とは比較
するにはあまりに弱小である。これらを統合した新党構想が出てくるのも当然の動き
であろう。旗印として「保守」を掲げるのであろうが、主要なメンバーに若さを一切
感じないのは気のせいだろうか。これでは、無党派層への浸透は難しいと言わざるを
得ないであろう。石原都知事が党首として何をするのかは知らないが、知事の職を投
げ打ってまで、国政に復帰する意味が分からない。