民主党鳩山由紀夫元首相は8日夜、日米両政府が在日米軍再編の見直しに基本合意
したことに関して、「本来は米軍普天間飛行場の移設が先にある話だ。普天間の固定
化につながらなければいいと強く願う」などと述べ、在沖縄米海兵隊のグアム移転が
先行することに懸念を示した。都内で記者団に語った。両政府の共同発表で普天間
行場の名護市辺野古への移設を「唯一の有効な進め方」と明記したことについては「
政府はそれが現在のベストだと信じている。だが、それ以上にいいものが出てくるか
どうかは議論としてありうる」と強調した。

 

普天間基地の移設問題を迷走させ、結局は辺野古への移設を決めた鳩山氏。3年前の
衆院選で沖縄において「最低でも県外」とぶち上げ、それが今なお尾を引いているこ
とを忘れたのであろうか。「本来は米軍普天間飛行場の移設が先にある話だ。普天間
の固定化につながらなければいいと強く願う」などと語る前に、沖縄にでも出向いて
自ら決めた辺野古への移設のために、頭を下げて回るべきではないか。故人献金の時
のように、もはや鳩山氏にとって他人事なのであろうか。こんな人間を首相に担いだ
民主党の愚かさは話にならない。マスコミも鳩山氏などまともに相手にすべきではな
かろう。その口から出てくる言葉に真実など何もないのだから。