読売新聞社が10〜12日に実施した全国世論調査によると、野田内閣の支持率は3
0%で、内閣改造直後の前回調査の37%から7ポイント下がり、不支持率は57%
に上昇した。民主党支持率も2009年9月の政権交代以降で最低の16%に急落し
た。野田首相政権運営は今後、厳しさを増しそうだ。政党支持率では、自民は17
%と横ばいで、支持政党のない無党派層は54%へと大幅に上昇し、政権交代以降で
最高となった。無党派層での内閣支持率は22%にとどまり、内閣支持率全体の下落
につながった。

 

民主党は予算の組み替えや無駄の削減をすれば財源など、いくらでも出てくると豪語
して政権を奪取した。むろん、それが果たせなかったのは周知の事実だが、民主党
2年半という時間をいったい何に使ったのであろうか。鳩山政権、菅政権が敢え無く
崩壊し、その後を引き継いだ野田政権も仕事らしい仕事が出来ないまま、支持率が危
険水域に突入しようとしている。それにしても無駄の削減はいつになったら出来るの
であろうか。増税をするのであれば、無駄の削減も同時に行わなければ理解は得られ
ない。野田首相は現実を直視すべきである。