■

民主党の前原政調会長が定例記者会見への産経新聞記者の出席を拒否したことにつ
いて、自民党の大島理森副総裁は２４日夕、党本部で記者団に「我々は、様々な批
判に耐えながら自制すべきは自制すべきこととして政治をやっていかなければなら
ない」と批判した。みんなの党の渡辺代表も記者会見で「野田首相もぶら下がりに
応じていない。民主党の体質だ」と指摘した。

産経新聞が前原氏のことを「言うだけ番長」と揶揄していることについて、反感を
憶えているのだろうが、いささか大人げないと言わざるを得ない。そもそも野田首
相自身がぶら下がりの取材に応じていないことから、民主党にとってメディアとの
付き合い方はその程度のものなのだろう。特に野田首相の場合は記者会見を開いて
いるからぶら下がりは必要ないとの主張だが、都合の良い時にしか記者会見をしな
いのでは、やはり問題があるのではないか。前原氏のように特定の新聞のみを排除
するような姿勢は、問題外である。猛省を促したい。