野田佳彦首相は3日、海外メディアのインタビューに応じた。停止中の原発について
「政治判断して、稼働をお願いせねばならない時は、政府を挙げて自治体の理解を得
るべく全力を尽くす」と強調。安全と認めた原発の再稼働に向け、地元自治体の説得
に乗り出す考えを表明した。税と社会保障の一体改革に関しては「国会論戦はかみ合
ってきている。さまざまな分野で合意を得られる可能性はゼロではなくなってきた」
与野党協議の実現に自信を見せた。

 

谷垣氏との極秘会談で税と社会保障の一体改革の与野党協議が可能になったとみたの
か、野田首相は「国会論戦はかみ合ってきている。さまざまな分野で合意を得られる
可能性はゼロではなくなってきた」と発言している。むろん、野田首相、谷垣氏それ
ぞれが党内をきちんとまとめられるか、そこが一番のネックである。野田首相の批判
を強める小沢氏は「事実を確認していないが、党首会談の前に会ったとしても2人に
とっても何もいいことはない。なんでこそこそ会うんだということにもなる」と不快
感を示している。これも小沢氏を抜き話が進んでしまうことへの焦りによるものかも
しれないが、いずれにしても何らかの動きを始めるきっかけにはなるかもしれない。