たちあがれ日本平沼赳夫代表は7日の記者会見で、東京都の石原慎太郎知事を党首
とする新党について「都知事は、予算などで都議会が開かれているので、3月までに
新党をつくるのは現実、考えられない問題だ」と述べ、当初目指していた3月中の結
成を断念する考えを示した。ただ、「謀は密なるものを旨とすることだ。作業は深く
静かに潜行してやっていかなければならない」とも述べ、引き続き結成に向けて努力
していく考えを示した。

 

新党構想は理想を言えば直前まで、秘密のベールに包まれているのが理想だろうが、
やはりそうもいかないものだろう。石原都知事が党首を務めるというのも、なかなか
理解が得にくいところではないか。母体となるであろう「たちあがれ日本」は若さの
かけらもないベテラン議員ばかりで、安定感はあるにしても面白みは全くと言って良
いほど無いのだ。やはりカギとなるのは、橋下大阪市長率いる「大阪維新の会」との
連携だろう。それだけに、石原都知事と言う看板は欠かせないのかもしれない。果た
して新党構想は無事にまとまるであろうか。全てはそこからだろう。