野田首相民主党の輿石幹事長、前原政調会長らは27日、首相官邸で政府・民主
三役会議を開き、消費税率引き上げ関連法案の党内審査が終わったことを踏まえ、
2011年度中に関連法案を国会提出する方針を決めた。首相は会議で「(党内で)
丁寧な議論をしてもらい、感謝している。これからも協力していきたい」と述べた。
首相はまた、国民新党の協力が得られるよう、前原氏らに調整を指示した。政府は
30日に法案を閣議決定する方針。

 

消費税率の引き上げ関連法案の党内審査が果たして終わったと言えるのであろうか。
小沢グループは反対の姿勢を貫くであろうし、むしろこれを政局の材料とするのが
目に見えているのだ。党内をまとめたと言うより、執行部の一任を取り付けただけ
であって、これからも不満は出てくることだろう。しかし、仮に民主党内がまとま
ったところで、野党が反発すれば参院を通過することは無い。そういった状況だか
らこそ、誠実な対応が必要なのではなかろうか。