大阪維新の会が「維新政治塾」の受講生に実施したアンケートで、約1300人が国
政選挙への立候補に意欲を示したことがわかった。少なくとも数百万円かかる選挙資
金についても、「自前で用意できる」と回答した人がうち約1100人に上った。ア
ンケートは受講生約2000人を対象に行い、約1800人が応じた。塾への応募動
機について複数回答で尋ねたところ、7割超が「国会議員志望」を選び、「地方議員
志望」も約200人いたという。

 

大阪維新の会は次期衆院選で300人規模の擁立を目指す方向だが、その中で使い物
になるのは何人いるのであろうか。仮に300人中50人が当選したとして、国政で
どれだけの役割を果たせるかは怪しいものだ。大量当選した新人議員が何も出来ない
まま次の衆院選で消えていく前例がある以上、そう簡単には生き残れないだろう。維
新の会が第三極を形成するためには、数十人規模の政党となることが必要だ。しかし
話題先行で議員を送り込んでも、維新の会のカラーをどれだけ打ち出せるか。それ相
応に経験を積んだ人物が数人は必要となるだろう。