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みんなの党の渡辺喜美代表は８日の記者会見で、民主、自民、公明３党による社会保
障と税の一体改革関連法案の修正協議に関し、「密室の謀議が始まった。増税法案を
阻止するため、タイミングを見計らって問責決議案を提出したい」と述べた。渡辺氏
は「自民党は民主党の先を行く増税がちがち路線で、同党の分断を狙っている」と指
摘。自民党が、民主党マニフェストに盛り込まれた最低保障年金などの撤回を迫って
いることを念頭に、「マニフェスト原理主義者らが今後どういう態度を取るのか、民
主党の真価が問われる場面が間もなくやってくる」と語った。

すっかり影の薄くなったみんなの党だが、ここにきて目立とうとしているのか、野田
首相への問責決議案を提出しようと目論んでいるようだ。民主、自民、公明３党が組
んでしまえば他の政党など如何に反発しようとも蹴散らせてしまう。それだけに多少
なりとも抵抗しようと言うのが、この問責決議案の提出なのだろう。単なる党として
の面子で問責決議案を出すのであれば、それこそ無意味なことではないか。渡辺代表
は大阪維新の会に接近し、次期衆院選で連携をしようとしているようだが、それとて
党勢を伸ばすための手段としか思えないのだ。