自民党は15日、次期衆院選北海道9区の公認候補として、スピードスケート五輪銅
メダリストの堀井学道議を擁立する方針を固めた。同区の現職は民主党鳩山由紀夫
元首相。自民党知名度のある堀井氏を対抗馬に立て、政権奪還に向けた重点区の一
つとしたい考えだ。堀井氏は室蘭市出身で、1994年のリレハンメル冬季五輪で銅
メダルを獲得。2007年に道議に初当選し、現在2期目。

 

鳩山氏は首相を辞任したら、そのまま政界も引退するとしておきながら、引退を撤回
して次期衆院選でも出馬すると言い放った。「国難といえるときに、自分だけ辞めて
『はい、さようなら』でいいのか」と言うのが理由らしいが、そもそも国難を招いた
のは鳩山氏にもその原因はあるだろう。簡単に引退を撤回してしまうような議員が信
用されるわけもなく、御膝元の北海道9区でも支持者が見離す中、自民党が擁立した
刺客を退けることは出来るだろうか。首相経験者が落選の憂き目を見ても、鳩山氏な
ら仕方ないと思ってしまう。