消費増税法案に反対して民主党に離党届を提出した小沢一郎元代表らは4日、国会内
で新党結成の準備会合を開き、11日に新党設立総会を開くことを決めた。代表に小
沢氏、幹事長に東祥三衆院議員が就く。会合には衆院議員35人、参院議員12人の
計47人が出席。欠席した2衆院議員も含め計49人で発足する予定だ。新党名や綱
領は小沢氏に一任されたが未定。国対委員長鈴木克昌氏が就くが、政調会長は置か
ない。選対委員長は小沢氏が兼務する。

 

小沢氏の新党の顔ぶれは、代表=小沢一郎/代表代行=山岡賢次/幹事長=東祥三
幹事長代行=牧義夫国対委員長鈴木克昌参院議員会長・党副代表=広野允士
参院幹事長・党幹事長代行=森ゆうこ参院国対委員長=主浜了、となっているわけ
だが、果たして何を目標としての新党立ち上げなのだろうか。49人の議員がいると
は言え、1年生議員も多いため主要メンバーがそのまま役員を務めているに過ぎない。
かつて小沢氏が自民党を飛び出した時には、ベテラン勢が周囲を固めていたのとは、
大きな違いである。捲土重来を図るにしては、その辺に不安があるのではないか。