松原拉致問題相と羽田国土交通相は10日午前の閣議後の記者会見で、8月15日の
終戦記念日に合わせて靖国神社を私的参拝する意向をそれぞれ表明した。閣僚による
終戦記念日靖国参拝は、2009年9月に民主党政権が誕生して以来初めてとなる。
松原氏は「20年以上にわたり、毎年8月15日に参拝しており、今年も適宜判断し
ていく」と述べた。羽田氏は「8月15日に参拝を続けて30年以上になる。私的に
参拝させていただければと考えている」と語った。

 

民主党政権下では閣僚の靖国神社参拝を自粛する方針をとってきたわけだが、そのタ
ガが緩んできたのか、2閣僚が8月15日に参拝する意向を明らかにした。藤村官房
長官は「首相や閣僚の公式参拝を自粛していくラインで、内閣の中でも合意している」
と言うものの、何が公的で何が私的なのか明らかになっていない中で、もはや自粛の
方針など無駄であろう。我が国の中にありながら、閣僚が訪れることすら出来ないよ
うな場所があってはならない。松原氏も羽田氏も堂々と靖国神社を参拝すべきである。
それが英霊への最低限の礼儀ではなかろうか。