民主党代表選で、細野環境相の動向に注目が集まっている。細野氏は出馬に慎重な姿
勢を崩していないが、世代交代で党のイメージ刷新を図りたい中堅・若手が勝手連
に擁立に動くなど、「選挙の顔」として期待する声が広がっているためだ。細野氏は
4日の記者会見で、「エネルギー問題や福島をはじめとした被災地の課題に対応しな
ければならない。代表選については考えていない」と述べ、慎重な発言に終始した。
ただ、これ以上は代表選を巡る質問に答えなかった。

 

野田首相の再選が既定路線と思われた民主党代表選だが、ここにきて細野環境相を擁
立しようとする動きが出てきたようだ。細野氏と言えば若手のホープではあるものの、
野田政権を支えてきた身である。細野氏自身は首相の再選を支持するか否かを明らか
にしていないこともあり、細野氏を擁立する動きが出ているのだろうが、選挙の顔と
して中堅や若手議員が担ぎたいだけではないか。いずれにしても解散総選挙は近い。
細野氏が代表・首相になったところで、民主党政権が崩壊するのは確定している。