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民主党代表選は７日、野田佳彦首相の対抗馬の「本命」とみられた細野豪志環境相が
出馬を見送った。次期衆院選を控え、野田佳彦首相への不満を募らせる中堅・若手議
員に突き上げられたが、輿石東幹事長ら党執行部の慎重論と板挟みになった。細野氏
の不出馬で首相再選は濃厚となったが、首相への不満が予想以上に強いことも明らか
になり、代表選後の党運営にも不安が残る結果となった。

次の民主党代表で選挙を戦うのは間違いなく、それだけに細野環境相が中堅・若手議
員に推されたのは当然であろう。むろん、若さや顔で選挙で勝てるほど甘くは無いが、
そう言った手段に頼らざるを得ないほどに民主党は支持を失っている。前原政調会長
や岡田副総理が野田首相を支持している以上、ポスト野田は見当たらないのではない
か。それでも野田首相を信認出来ないと言う中堅・若手が推薦人をかき集めて反野田
候補を擁立出来るか。人材不足とは正にこのことだろう。