新党「日本維新の会」幹事長の松井一郎大阪府知事は5日、代表の橋下徹大阪市長
が4日にみんなの党との選挙協力をめぐる協議の再開に前向きな姿勢をみせたこと
に関連、次期衆院選で両党から350人規模を擁立することについて「あり得る」
と明言した。府庁で記者団に語った。ただ、橋下氏は5日、みんなの党には「一つ
のグループになるべきだ」と改めて解党を促し、松井氏も「一本化するのが政治の
あるべき姿だ。ボールは向こうにある」と述べ、みんなの対応次第だとも指摘した。

 

ボールを投げられた渡辺氏は「われわれの立場は変わっていない。お互いに相乗効
果を発揮できる連携ができればいい」とし、橋下氏が求めているみんなの党の解党
も拒否している。次期衆院選日本維新の会は350人規模の擁立を目指している
以上、みんなの党の候補者とも正面から激突することになる。それだけに選挙協力
は欠かせないはずだが、解党と言う無条件降伏のような条件を渡辺氏が飲めるわけ
もなく、部分的な選挙協力に落ち着くのではないか。