新党「日本維新の会」は6日、大阪市内で所属国会議員と大阪維新の会の地方議員ら
を含めた初の全体会議を行い、日本維新の会副幹事長の松浪健太衆院議員が9月29
日の自身のブログに「国政における決定は国会議員団ですべきことを代表も認めた」
と書き込んだことに端を発した、同党代表の橋下徹大阪市長と国会議員団による主導
権争いに終止符を打った。

 

維新の会の全体会議で橋下氏が「メディアは地球4周半くらい遅れているけど、我々
は走っていきましょう」とし、松浪氏も取材に「先週からお門違いの報道が続いてい
ますけど、橋下代表とは以前からたくさん話している」と橋下氏に同調した。本拠地
が大阪にあるだけに、橋下氏がどう国政に関与していくか、それが維新の会の問題点
であった。何でも橋下氏に相談してから決めなければならないとなると、国会議員団
の存在意義はほとんどないだろう。一応、国政における決定は国会議員団ですべき、
と決まったことで、東京も独自に動く裁量が与えられた。これがどのような結果を生
むかは今後の橋下氏次第であろう。