民主党輿石東幹事長と鳩山由紀夫元首相が10日夜に都内で会談していたことが1
1日、明らかになった。輿石氏は会談の中で民主党を離党した国民の生活が第一の小
沢一郎代表との関係改善に取り組む考えを示した。輿石氏は、衆院でさらに5人が離
党すると過半数割れとなる危機的な状況にあることから一致結束を呼びかけた。

 

もはや何の影響力を持っていなさそうな鳩山氏に協力を仰がねばならないとは、与党
過半数割れする日は近いのではないか。そもそも民主党の退潮を招いたのは、鳩山
氏であろう。政権交代と言う熱気を一気に冷ましてしまい、その後を受け継いだ菅氏
も突如消費税率の引き上げを訴え、参院選で惨敗。ねじれ状態を作り出してしまった。
それらの負の遺産は今なお民主党を苦しめ続け、ついに過半数割れが目前に迫ってい
るのだ。本来なら消費増税法案に反対した鳩山氏に頼ることなどあってはならない。
こう言った場当たり的な対応が民主党を滅ぼすのである。