石原慎太郎東京都知事は25日午後に会見し、新党を結成して国政に復帰すると表
明した。都知事は同日中に辞職する。石原都知事は、会見で「都知事として東京の問
題は日本全体の問題というつもりでやってきたが、国とかかわる行政はほとんど国の
妨害にあった」とし、もう1回国会に復帰し、新党を作ってやろうと思うと語った。
また、「やろうとしていることはすべて都知事として14年間やろうとしてきたこと
の延長だ」としたうえで、「国政で解決してほしい矛盾の最たるものが憲法だ」と指
摘、憲法改正を目指す方針を示した。

 

ついに、と言う表現が最も正しいだろう。石原氏が都知事の辞職と新党を結成しての
国政復帰を表明した。これで一気に政局は動くことになるだろう。石原氏は「硬直し
た中央官僚の支配制度を変えないといけない」「(これまでとは)もう少し違った形
で最後のご奉公したいと思う」と語っている。石原新党たちあがれ日本をベースに
して立ち上がることになるが、どれだけ候補者を募ることが出来るかが気になるとこ
ろだ。日本維新の会の勢いに陰りが見えるとは言え、ベテラン揃いのたちあがれ日本
がベースとなると、どうしても「古さ」を感じてしまうのではないか。そこが石原新
党のアキレス腱となるかもしれない。