たちあがれ日本は30日、国会内で党所属の国会議員らによる会合を開き、党名を変
更し、11月上旬にも東京都の石原慎太郎知事を党首とする新党を結成する方針を決
めた。会議に出席した石原氏は、日本維新の会を率いる橋下徹大阪市長について「問
題を抱える大阪市を改革しようと市長になった。私と同じ考えを持っている」と評価
し、連携への意欲を重ねて示した。

 

たちあがれ日本石原新党の母体となるわけだが、党名を変更しての新党結成である
から厳密に言えば解党ではない。平沼代表にとってはかねてから語っていた通りの展
開であり、ようやく実現した新党である。第三極を誰が引っ張っていくか、これから
かなりの駆け引きがあると思うが、オリーブの木構想を掲げていた小沢氏にとっては
石原新党の存在は厄介だろう。石原氏は小沢氏と組むことは無いと断言しており、日
本維新の会も石原新党との連携には前向きである。ようやくパズルの最後のピースが
揃った感もあるが、果たしてどのような結末となるか。注目したい。