衆参両院の国家基本政策委員会は9日の合同幹事会で、野田佳彦首相と自民党の安倍
晋三総裁らによる党首討論を14日に開くことを決めた。新党「国民の生活が第一
小沢一郎代表と、公明党山口那津男代表も参加する。首相と安倍氏、首相と小沢
氏の党首討論での対決は、いずれも初めてとなる。前回、自民党から討論時間を譲り
受けたみんなの党渡辺喜美代表は参加しない。

 

党首討論でどこまで活発な議論が期待出来るかは定かではないが、単なる時間の無駄
遣いとならないことを祈るばかりだ。小沢氏が党首討論に出てきても、消費増税を批
判するだけで終わりかねない。もう少し建設的な議論が出来ないと党首討論と言うも
のは形骸化していくことだろう。野党のガス抜きのために党首討論が使われていると
も言え、どれだけ野党側が気勢を上げても、のらりくらりと交わして時間が経つのを
待つ。そんなショーなど誰も望んではいないだろう。