日本維新の会と太陽の党は16日、近く合流することで合意した。維新の橋下徹代表
が同日、太陽の石原慎太郎共同代表らと国会近くのホテルで会談して政策を提示、太
陽が受け入れを決めた。太陽が解党して維新に合流し、維新の政党名も変更しない。
第三極の連携は、太陽が加わる維新とみんなの党を軸に進む。橋下氏は会談で、維新
衆院選公約に盛り込む脱原発▽環太平洋パートナーシップ協定交渉参加▽消費税の
地方税化などの政策課題と、維新とみんなとの政策合意の内容を提示。太陽にとって
隔たりの大きな主張が含まれるものの、受け入れを決めた。

 

石原氏は太陽の党を解党し日本維新の会との合流を決めた。石原新党は早々に姿を消
して、維新の会に一本化された格好だが、正に第三極の結集のため、と言ったところ
だろう。橋下氏は石原氏が新代表に就任することを提案したが石原氏は2人が「共同
代表」となる案を示したようだ。確かに年齢から考えると、石原氏が先頭を切ってい
くイメージは考えにくい。大阪から出ないであろう橋下氏の代わりに、国会で暴れて
地ならしをして引き継ぐ。そんな構図が見えてくる。政策の大部分を丸飲みする形で
合流を決めたのも、石原氏の決断であろう。