減税日本代表の河村たかし名古屋市長は22日、脱原発や環太平洋経済連携協定反対
を掲げる山田正彦元農相、亀井静香元金融相らと会談し、新党「減税日本・反TPP
脱原発を実現する党」を結成することで合意した。今後、「国民の生活が第一」と
の連携を模索する。中小政党が乱立する「第3極」勢力は、日本維新の会などと、脱
原発などとのグループに二分化する方向だ。12月16日投開票の衆院選は民主、自
民、公明など既成政党と、第3極内の2グループが争う構図となりそうだ。

 

石原氏に袖にされた河村氏の行き場は山田・亀井両氏の新党しかなかったのだろう。
第三極とは小政党が乱立するだけになってきた感があり、これではどの政党もさほど
議席を取ることは出来ないのではないか。政策面で協調出来ても、今のままでは有権
者にアピールするには弱いだろう。小選挙区制においては、自民党民主党の候補者
がいる選挙区で第三極の候補者がどこまで票を取れるか疑問だ。民主党の票が流れる
ことはあるだろうが、それでは票の食い合いとなり自民党を利することになる。それ
が第三極の役割ではあるまい。