日本維新の会橋下徹代表代行は24日の読売テレビの番組で、単独で衆院議席の過
半数に当たる240人超としていた衆院選の候補者擁立目標について「まだ目指して
いるが、現実的にはみんなの党と足して考えることになる」と述べ、困難との見通し
を明らかにした。現時点でめどが立っている候補者数に関しては「150を超えると
いう報告も聞いている。最終調整をしている」とするにとどめた。

 

維新の会に勢いがあった時には衆院選には議席過半数に当たる240人超を擁立す
ると言われていたが、ここにきて擁立のペースは落ちているようだ。橋下氏は選挙後
は民主、自民、公明各党を含めて政策ごとの連携に前向きな姿勢も示しており、政権
を取るのが前提ではなくなっている。第三極でもっとも勢いがあるはずの維新の会で
さえ、野田首相の突然の解散で計算が狂ったかもしれない。そう言った意味では唐突
な解散も少しは民主党を助けることになったと言えるだろう。