滋賀県嘉田由紀子知事は27日午後、大津市内で記者会見し、12月16日投開票
衆院選に向け、新党「日本未来の党」結成を表明した。嘉田氏は「卒原発」「脱増
税」など六つの結集軸を掲げ、賛同する勢力と連携する方針を明らかにした。これに
対し、国民の生活が第一は解党して合流する方針を決定。「減税日本・反TPP・脱
原発を実現する党」も合流を決めた。

 

原発などを旗印にして「日本未来の党」なる新党が結成されたわけだが、その主張
に新鮮味は無いようだ。日本維新の会以外の第三極を結集するための、母体となるよ
うだが、単なる選挙互助会にしか見えない。特に小沢氏率いる「国民の生活が第一
が加わったことによって、余計にそう見えてしまうのだ。さらに言えば土壇場での新
党立ち上げと言うこともあって、この政党が何をしたいのか、具体的な姿が見えてこ
ない。これでは支持を集めるには、卒原発と言った言葉を叫ぶしかないだろう。結局、
選挙戦で埋没するのがオチである。