みどりの風初鹿明博福田衣里子、山崎誠の前衆院議員3人を「日本未来の党」に
合流させ、当選すれば、みどりの風に復党させる方針を示している。総選挙後、政党
要件の「所属国会議員5人以上」を維持するためとみられ、この3人は「二重党籍で
選挙を戦ってもらう」(谷岡郁子みどりの風共同代表)という。法的には可能なやり
方だが、「選挙互助会」批判は免れない。

 

こうした姑息な手段がまかり通る限り、政党への不信は消えないだろう。みどりの風
亀井亜紀子共同代表は「元々は(複数の政党が連携する)オリーブの木構想が基本。
理念の近い者が連合軍として戦うべきだ」と説明しているようだが、まったく説明に
なっていない。これでは選挙に勝つためになら何でもやっていい、と言っているのと
同じではないか。選挙の時は別の政党で、終われば元の政党に戻る、こんな議員に票
を投じようとは思わない。このような政党は今すぐに消えるべきだろう。選挙互助会
のための政党など存在してはならない。