4日公示された衆院選の立候補の届け出は同日午後5時に締め切られ、小選挙区の立
候補者数は1294人で確定した。日本未来の党比例代表の届け出が遅れ、午後5
時前に総務省中央選挙管理会に11ブロック分の比例名簿を駆け込みで提出した模
様。午後7時現在、受理作業が続いており、比例代表候補者数の確定が遅れている。
未来を除く11党(政党要件を満たさない幸福実現党を含む)が計200人の比例単
独候補を届け出ており、未来は3日に10人の候補予定者を発表している。

 

いよいよ公示された衆院選民主党政権が事実上消滅した日と言ってもよいだろう。
民主党政権下、一人目の首相を務めた鳩山氏は党から追い出され、二人目の菅氏は退
陣偽装をしてまで居座ろうとしたことが尾を引き、苦しい戦いを強いられている。野
田首相は解散に打って出たものの、多くの同志をこの選挙で失うだろう。そして民主
党政権最後の首相として名を残すことになる。それでも戦いに踏み切ったのは、自ら
の矜持のためであろうか。政党が乱立したとも今回の衆院選の特徴であろう。何にし
ても民主党政権が終わりを告げるのは、我が国にとっては吉報である。