日本未来の党小沢一郎氏は12日、同党の衆院選候補のてこ入れのため地元の岩手
県に入った。投開票前日の15日まで県内を回るという。衆院選で未来は伸び悩んで
おり、「小沢王国」の岩手でも四つの小選挙区のうち、自身の4区以外は苦戦が伝え
られている。小沢氏が終盤に地元に張り付くのは異例で、危機感の表れと言えそうだ。 
小沢氏は12日午後、未来の新人候補が民主党などと接戦を繰り広げている3区に入
り、一関市で支援者との会合に出席するなどした。

 

日本未来の党は実質的には国民の生活が第一に所属していた議員の集まりであって、
いずれも地盤を持たない、もしくは地盤が弱い新人が多数を占めている。苦戦を強い
られていて当然であり、小沢氏がテコ入れをしたところで善戦すれば良い方だろう。
残る選挙期間中、県内計30カ所以上で街頭演説を行うようだが、果たして王国を守
ることが出来るのであろうか。第三極の一角を築けたとしても、10数議席では存在
しないも同然である。そろそろ現実を認識すべきではなかろうか。